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日露演劇交流年表 露演劇会議編

1989年

7月、清水柳一、ウラジオストク・レニンスキー・コムソモールで自作の『虹の橋』を演出。
7月、影絵劇団「かかし」、ウラジオストクで公演。
8月、ペテルブルクのマールイ・ドラマ劇場初来日。セゾン劇場にて『兄弟姉妹』『蝿の王』『夜明けの星たち』を上演。
10月、劇団俳優座、グローブ座でV.フォーキン演出の『白痴』を上演。

1990年

7月、清水柳一、ウラジオストク・レニンスキー・コムソモールで『わが心は高原に』を共同演出。
モスクワのマールイ劇場初来日。『森の精』『桜の園』を上演。
モスクワのユーゴザーパド劇場初来日。『ハムレット』を上演。

1991年

グルジアのマルジャニシヴィリ・ドラマ劇場初来日。『崩壊』『心中天の網島』『ある地方の物語』を上演。
SPAC(静岡県舞台芸術センター)、モスクワで『ディオニュソス』を上演。
12月、青年劇場の演出家・堀口始、ペテルブルクの「実験劇場」で別役実の『トイレはこちら』を演出。
12月、ソ連最高会議、ソ連邦解体宣言を採択。

1992年

7月、劇団青年座ハバロフスクで『宮城野』を上演。
8月から9月にかけて、劇団影ぼうしウラジオストック、モスクワ、サンクトペテルブルク、イルクーツク、ハバロフスクで『竹取物語』を上演。

1993年

L.アニシモフ、『夢、クレムリンであなたと』を清水柳一と共同演出。
モスクワのタバコフ劇場初来日。『わが大地』『平凡物語』『検察官』を上演。
モスクワのマールイ劇場2度目の来日。『桜の園』『ニコライ2世』を上演。
3月、モスクワのタガンカ劇場初来日。セゾン劇場で『ボリス・ゴドゥノフ』『罪と罰』を上演。
東京演劇アンサンブル、モスクワ、タガンローグで『かもめ』を上演。
モスクワのユーゴザーパド劇場と劇団東演『ロミオとジュリエット』を合同公演。95、96年にも。
A.ワシリーエフ劇場初来日。利賀村で『ヨゼフとその兄弟』『フィレンツァ』を上演。
モスクワのテアトルA初来日。東京で『4重奏』を上演。
12月、堀口始、サンクトペテルブルクの「実験劇場」で清水邦夫の『楽屋』を演出。

1994年

劇団銅鑼、リトアニアで『センポ・スギハァラ』を上演。
松下朗、オムスクの第5劇場で『うたよみざる』を演出。
鈴木完一郎、ハバロフスクで『ブンナよ、木からおりてこい』を演出。

1995年

ハバロフスク青少年劇場初来日。『ブンナよ、木からおりてこい』を上演。
オムスクの第5劇場初来日。岩手県のぶどう座と合同公演『うたよみざる』を上演(岩手で)。
大峰順二、ロシアで『NARAYAMA』を演出。
山田昭一、ロシアで『人を食った話』を演出。
ふじたあさや、ロシアで『羽衣』を演出(99年にも)。
7月、劇団東演・ユーゴザーパド劇場と合同公演『ロミオとジュリエット』を上演。
9月、TAC三原塾がユジノサハリンスクなどで『チェホフに愛を込めて チェホフ短編』を上演。

1996年

オムスクで日本フェスティバル開催。池袋小劇場『赤い陣羽織』を上演。
7月、TAC三原塾、イルクーツクで『チェホフに愛を込めて チェホフ短編』を上演。

1997年

西田豊子、ロシアで『でこぼこひょろりん』を演出。
A.ワシリーエフ劇場2度目の来日。利賀村で『イーリアス』を上演。
3月、ユーゴザーパド劇場主宰者べリャコーヴィチ、劇団東演で『モリエール』を演出。

1998年

4月、TAC三原塾、ウラジオストクで『チェホフに愛を込めて チェホフ短編』を上演。
オムスク・ドラマ劇場初来日。『三人姉妹』『砂の女』を上演。
4月、劇団銅鑼、S.ユルスキイ演出『ヨーン・ガブリエル・ボルクマン』を俳優座劇場で上演。
劇団青年座、モスクワ、オムスクで『盟三五大切』を上演。
SPAC(静岡県舞台芸術センター)、モスクワで『ディオニュソス』を上演。
鞠谷友子、リトアニアで1人芝居『弥弥』を上演。
ユーゴザーパド劇場べリャコーヴィチ、劇団東演で『どん底』を演出。
8月、V.ペトロフ、東京芸術座で『どん底』(六行会)を演出。

1999年

7月、堀口始、サンクトペテルブルクの青少年劇場で『べっかんこ鬼』を演出。
モスクワのレンコム劇場初来日。静岡のシアター・オリンピックスで『かもめ』を上演。
モスクワのタガンカ劇場2度目の来日。静岡のシアター・オリンピックスで『カラマーゾフの兄弟』を上演。
7月、東京芸術座、オムスクでペトロフ演出の『どん底』を上演。
ノボシビルスクのスタリー・ドム劇場初来日。東京文化会館小ホールで『牡丹灯篭』を上演。2000年にも再来日。
10月、東京演劇アンサンブル、ブリヤート共和国ウランウデで『桜の森の満開の下で』を上演。
10月、日露演劇交流推進会議設立

2000年

1月、劇団俳優座、俳優座劇場で『肝っ玉おっ母とその子どもたち』を上演。2002年に再演。
モスクワのメイエルホリド・アート・センター初来日。『変身』を上演。
ハバロフスクのトリアーダ劇場来日。『羽衣』を上演。
モスクワのユーゴザーパド劇場、『どん底』『ロミオとジュリエット』『検察官』をアートスフィアで上演。
7月、TAC三原塾、ウラジオストクのプーシキン劇場で『三人姉妹』を上演。
9月、日露演劇交流推進会議、オムスク・ドラマ劇場でシンポジウム「日露演劇交流の明日に向けて」開催。

2001年

3月、TAC三原塾、ハバロフスクで『チェホフ短編』を上演。
5月、国際演劇祭「メリホボの春」で劇団P.A.T.アニシモフ演出で『桜の園』を日本語で上演。
モスクワのユーゴザーパド劇場と劇団東演の合同公演『どん底』を上演。
モスクワのポクロフカ劇場初来日。アートスフィアで『三人姉妹』『検察官』『結婚』を上演。

2002年

2月、ユーゴザーパド劇場と劇団東演の合同公演『三文オペラ』を上演。
4月、日露演劇交流推進会議、サンクトペテルブルクの風刺劇場で「現代日本戯曲のワークショップ」を開催。
9月、日露演劇交流推進会議、オムスク大学・オムスクドラマ劇場・州立図書館との共催で、『現代日本戯曲集』(国際交流基金助成事業)の出版を記念して「ロシアにおける日本のドラマツルギー 本・シンポジウム・ワークショップ」を開催。
9月、新国立劇場でペーター・シュタイン演出の『ハムレット』を上演。
11月、ピョートル・フォメンコ工房初来日。静岡で『戦争と平和 小説のはじまり』『狼と羊』を上演。
11月、モスクワのマールイ劇場来日。新潟で『かもめ』を上演。
12月、静岡でタガンカ劇場、ユーリー・リュビーモフ演出の『マラー/サド』を上演。
12月、モスクワのエトセトラ劇場初来日。シアターXで『人物たち』を上演。

2003年

5月、静岡でバレリー・フォーキン演出の『変身』を上演。
5月、静岡でタガンカ劇場、リュビーモフ演出の『ファースト』を上演。
6月、モスクワのユーゴザーパド劇場、アートスフィアで『巨匠とマルガリータ』『かもめ』『夏の夜の夢』を上演。
10月、べリャコーヴィチ、兵庫県ピッコロ劇団で『ハムレット』を演出。
○この年、サンクトペテルブルク建都300年祭、モスクワでの国際チェホフ演劇祭、「ロシアにおける日本文化フェスティバル」などが開催され、年間を通じ て、SPAC(静岡県舞台芸術センター)、近松座(中村鴈治郎)、トム・プロジェクト(柄本明)、能楽座(観世栄夫)、和太鼓、ダンスなど多数の日本の舞 台芸術がロシアで上演される。

2004年

2月、木山事務所、モスクワのメイエルホリド・センターで『仮名手本ハムレット』を上演。
3月、「日露演劇会議」が、ロシア国立サンクトペテルブルク演劇大学に日本から初めてのワークショップ受講チーム(菊池准団長ほか10名)を派遣。3月28日帰国。
5~6月、静岡で第2回「ロシアの舞台芸術」開催。ボリショイ劇場バレエ団の小品、タバコフ劇場『どん底』、アレクサンドリンスキー劇場『検察官』、アナ トリー・ヴァシリエフ舞台芸術学院劇場『オネーギン』、プーシキン記念モスクワ・ドラマ劇場『ヴィイ ウクライナの魔女』、モスクワ国際演劇協会制作『十 二夜』などを上演。
8月、モルドヴァの演出家ペトル・ヴトカレウ、KAZEの『ハムレット』を演出。
モスクワのマールイ劇場の演出家ウラジーミル・ベイリス、劇団俳小でワークショップを行う。
9月、マールイ劇場のウラジーミル・ベイリス、劇団俳小でニコライ・エルトマンの『自殺者』を演出。
9月、サンクトペテルブルクのプーシキン演劇センター制作の1人芝居『彷徨える読者たち』(ウラジミール・レツェプティル)、『ゴリューヒノ村史話』(セルゲイ・バルコフスキー)を下北沢『劇』小劇場で上演。
9月、ウラジオストクの演出家レオニード・アニシモフが日本人俳優を使い『かもめ』、『ワーニャ伯父さん』『どん底で』を演出、ミニシアターKYOで上演。日本でのレパートリー・シアターの可能性を探る。
10月、モスクワのマールイ劇場アートスフィアで『かもめ』と『三人姉妹』を上演。
10月、静岡で鈴木忠志演出・モスクワ芸術座公演『リア王』を上演。
11月、モスクワ芸術座で正式レパートリーとして鈴木忠志演出の『リア王』を上演。鈴木忠志、スタニスラフスキー賞を受賞。

2005年

2月、流山児★事務所、モスクワのストラスノイ演劇センターで『盟三五大切』(女性版)を上演。
5月、松本永実子・清水柳一理事、オムスク大学、オムスク教育大学で講義(第2回「日本文化講座」)。清水理事は、ノボシビルスクの北海道シベリア・センターでも講演。
5月~6月、村井健、日本文化庁から文化交流使としてロシアに派遣され、4都市17会場で「日本の舞台芸術について」講演。
8月5~20日、演出家ウラジミル・ベイリス、劇団俳小でワークショップ開催。
8月12日 モスクワ芸術座、利賀フェスティバルで鈴木忠志演出の「リア王」を上演。
12月、村井健、新国立劇場演劇研修所の依頼を受けGITIS学長と会い、新国立劇場演劇研修所への演技指導講師派遣の交渉を行う(5月、派遣教授:ナタリア・ズヴェーレヴァ教授に決定)。

2006年

3月21~26日、ユーゴザパド劇場、アートスフィアで「マクベス」「巨匠とマルガリータ」を上演。
5月12~14日、ウラジオストク青年劇場、シアターXで「かもめ」を上演
5月、江原吉博、加藤桂子会員、オムスク大学、オムスク農業大学で講義(第3回「日本文化講座」)。
7月16~28日、日本演出者協会に協力、8月のチェルカスキイ教授のワークショップのための「プレワークショップ」(新国立劇場演劇研修所)を行う。
8月、演出家ウラジミル・ベイリス、劇団俳小でワークショップ開催。
8月9~22日、日本演出者協会(協力・日露演劇会議))、サンクトペテルブルグ演劇大学よりセルゲイ・チェルカスキイ教授による「チェルスキイ演出家養成ワークショップ」(文化庁助成事業)を開催。
9月、オムスク大学出版部より「現代日本戯曲集2」を発刊(国際交流基金助成)。
11月25・26日 ノボシビルスクのグローブス劇場、静岡芸術劇場でピエール・マリヴォーの「二重の不実」を上演。
11月30日、12月1日 ウクライナのグルーパテチーヤ、六行会ホールで別役実の「トイレはこちら」とテネシー・ウィリアムスの「I can’t imagine tomorrow」を上演。
12月13~23日、ボルコフ記念劇場、東京芸術劇場で「検察官」「熊」「結婚申込」を上演。
12月21~23日、モスクワ芸術座、新国立劇場で鈴木忠志演出「リア王」を上演。

2007年

2月18日 ビクトル・ニジェリスコ、シアターXで「舞台動作と演技の繋がり」のWSを行う。
5月30・31日 名取事務所、マールイ劇場小ホールでジェームス三木脚本・演出の「春琴抄」を上演。
6月 劇団俳小、水上勉原作の「金閣炎上」をモスクワで上演。 6月16・17日 Shizuoka春の芸術祭でA.D.T.C、ニコライ・ローシン演出の「フィロクテ」を上演。
7月9・10日 兵庫県立ピッコロ劇団、モスクワのメイエルホリド・シアター・センターで別役実作・松本修演出の「場所と思い出」を上演。
8月3日から18日まで、劇団俳小稽古場でウラジミール・ベイリスの「マールイ・シアターズ・ワークショップ」開催。 3月10日 上智大学・新国立劇場・日露演劇会議共催でGITISのナターリア・ズヴェーレヴァ教授による講演「現代演劇と演劇教育の重要性」を行う(上智大学)。
5月13日 ノボシビルスクで開催された第1回「西シベリア日本語弁論大会」に、渡辺隆喜・村井健が招かれ、上級者部門の審査委員を務める、村井が「日本の舞台芸術」について講演。
5月15日~23日 オムスク大学・農業大学などで渡辺・村井が「日本文化講座」を行う(国際交流基金助成事業)。
5月25日 村井がGITISで「日本の古代演劇」について、レーニン図書館東洋文献センターで「日露演劇交流史」について講演。
6月25日~30日 ポーランドの演出家スタニエフスキーのWS開催。
9月17日~10月3日 乙女文楽、チュメニ、エカテリンブルグ、トムスク、オムスク、モスクワで公演。
10月 タガンカ劇場で、鈴木忠志演出の「エレクトラ」上演。
10月 オムスクの第5劇場の第6回国際フェスティバル「ヤング・シアターズ・オブ・ロシア」に日本のパフォーマンス・カンパニー、パパ・タラフマラの「三人姉妹」(小池博史演出)が参加。
11月5日~11月10日 モスクワ芸術座付属演劇大学学長アナトリー・スメリャンスキー、早稲田大学・上智大学・明治大学などで講演。

2008年

2月19日 ロシア国立舞台芸術大学(GITIS)フリメニツカヤ学長、淑徳大学池袋エクステンションセンターで講演。
5月 中本信幸・村田真一理事、ロシア政府よりプーシキン章受章。
5月12~23日 松原正道淑徳大学名誉教授、オムスク大学「日本文化講座」でレクチャー。
6月21日~8月17日 東京・渋谷のザ・ミュージアムで「青春のロシア・アバンギャルド」展開催。
6月22日 シアターXでシューキン名称国立演劇学校、アンドレーエフの「我らが人生の日々」を上演。
9月10~9月29日 京楽座「しのだづま考」をエカテリンブルグ、オムスク、トムスク、モスクワで公演。
9月 オムスク大学出版局から出版の「現代日本戯曲集」(1・2巻)が、第4回全ロシア学校教科書出版コンクール「大学の本2008」で、出版企画部門の最優秀賞を獲得。
9月22日 オムスク第5劇場にて堀口始演出の「楽屋」を初演。
11月16日~11月23日 マールイ劇場付属演劇大学学長ボリス・リュビーモフを招聘(文化庁助成)、早稲田・明治・桐朋・新国立などで講演。

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