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主催事業

ロシア国立サンクト・ペテルブルグ演劇大学で学ぶ 「サンクト・ペテルブルグ演劇ワークショップ」のお知らせ

2005/11/22
 日露演劇会議事務局

いま、ロシア各地の演劇大学には演劇の基本を学び直すべく、アメリカ、ヨーロッパから怒涛の如くワークショップ受講者、 入学者が訪れています。それはアメリカ、ヨーロッパの現代演劇の基礎がロシアから生まれたからに他なりません。本来のスタニスラフスキー・システムとは何 か。まさに、それを学ぶために彼らはロシアへと出かけているのです。しかし、日本はいまだに欧米にシフトしています。日露演劇会議は、2004 年に日露演劇史上初となるロシアにおける「グループ・ワークショップ」を実施、好評を博しました。そしてついに、待望の第2 回ワークショップの開催が決定しました。授業日数を前回よりも3 日間延ばし、演劇大学で参加者がより充実した日々を送れるよう考慮しました。演劇大学での授業は2 月27 日~3 月18 日の期間で延べ90 時間。チェーホフのテキストを元に、演劇大学の現役講師が指導に立ち、実技・舞台発声・舞台動作をみっちり仕込まれます。
さらに、今回のワーク ショップのために、夜の観劇や『エルミタージュ美術館』、『エカテリーナ宮殿』のあるプーシキン市訪問などを含めたオリジナル・カリキュラムが組まれてい ます。サンクト・ペテルブルグでの3 週間の授業の後は、首都モスクワへ移動し、ロシアの文化、歴史、政治の中心である『赤の広場』、『クレムリン』などの観光を予定しています。演劇のスタン ダードとは何か。昼間は学び、夜は観劇。学び観ることであなたの演劇に対する目は確実に磨き直されるでしょう!身に付いた錆を落としたい人、日本の学校や 劇団での学習に物足りなさを感じている人、是非「意を決して」ご参加ください。演劇のグローバル・スタンダードを目指すみなさんの参加を心からお待ちして おります。

応募要項

* 受講期間;2006 年2 月27 日~3 月18 日
* 募集定員:15 名
* 応募資格:俳優、演出家などの舞台経験者、現在、日本の演劇学校、演劇大学で学んでいる「既習者」で、ワークショップ受講を渡航の目的とし、当団体の申し込み条件を十分に理解し、受け入れ国の法令および受け入れ校の規律を尊守でき、心身ともに健康で、18 歳以上、70 歳未満の方。なお、未成年の方は保護者の同意が必要です。学生、研究生は相談に応じますが、初心者はお断りします。
* 授業内容:ロシア国立サンクト・ペテルブルグ演劇大学の特別プログラムです。詳細は予定授業カリキュラム参照。
* 参加料 :150,000 円
* 参加料に含まれるもの:ワークショップ参加登録料、演劇大学での授業料、通訳代、文化プログラム参加費
* 参加料に含まれないもの:旅行代金(航空運賃、ホテル宿泊代、食費、ロシア国内の交通費)※上記「参加料」はワークショップに関する費用であって、「旅行」に関する費用は別途必要になります。
* ワークショップ参加への登録終了後、事務局指定の旅行代理店エムオーツーリスト⑭の演劇ワークショップ参加者用旅行パック「サンクト・ペテルブルグ22 泊とモスクワ2 泊 全26 日間」(旅行代金:288,000 円)へお申し込みいただきます。
* 旅行問合せ先:エムオーツーリストCIS ロシアセンター 03-5296-5783 担当:田代、豊島、濱
* 事務局同行:旅行社の添乗員は同行しません。モスクワにて事務局スタッフが皆様をお出迎えし、ロシア滞在中の生活をサポートします。

応募方法

所定の応募用紙にご記入の上、平成18 年1 月20 日(火)までに日露演劇会議事務局までファックスまたは郵送にてご送付ください。(当日消印有効)書類選考の後、参加可否、及び諸手続き詳細をご案内します。書類選考に時間がかかることもございますので、ご了承ください。ワークショップ参加への登録終了後、参加料全額を事務局指定銀行口座にお振込みいただきます。なお、1 月末日までに募集定員に達さなかった場合、ワークショップ開催を中止しますが、その場合、お振込みいただいた参加料より手数料を差し引いた金額を返金いたします。

参加取消し
個人の都合で参加を取り消しする場合、原則的に参加料はお返しいたしません。ただし、病気や身内の不幸など、止むを得ない事情がある場合は相談に応じます。研修開始後の参加者の都合による期間短縮や契約解除は権利放棄とみなし、参加料の払い戻しは一切いたしませんので、予めご了承ください。
その他
受入機関からの要請により、海外旅行傷害保険には必ず日本ご出発前に加入していただきます。ご質問は日露演劇会議事務局までお願いいたします。お問い合わせの際は、できる限りメールまたはファックスでお願いいたします。
応募締切り2006年1月20日
日露演劇会議事務局
住所:〒224-0006 神奈川県横浜市都筑区荏田東3-1-15-102
電話:045 (941 )0283 FAX :045 (941 )0283
E-Mail :mu-1@pj8.so-net.ne.jp 担当:村井健

学校紹介

ロシア国立サンクト・ペテルブルグ演劇大学
Petersburg State Theatre Arts Academy
1977 年創立。225 年の歴史を持つ。帝国アカデミーとして出発した「ロシア国立サンクト・ペテルブ ルグ演劇大学」は革命後の1918 年、メイエルホリドが校長を務め、大学の基盤を作ったと言われています。現在で は4 学部(ドラマ、演劇研究、人形劇、舞台や技術)に900 名以上もの学生が学んでいます。教授陣には演劇専門家だけではなく、サンクト・ペテルブルグの主要な劇場の芸術監督や現役の俳優も含まれています。

予定授業カリキュラム
スタニスラフスキー・システムの鏡に映った「チェーホフのかもめ」
予定授業カリキュラムは、チェーホフのテキスト(「かもめ」)を用いて、実技、発声、動作それぞれの専門現役講師が指導にあたります。また、メイエルホリドの演技法の講義も予定されています。授業は無駄なものを一切省いた演技中心の「特別プログラム」になっています。

【受講場所】ロシア国立サンクト・ペテルブルグ演劇大学
-ST.PETERSBURG THEATRE ARTS ACADEMY
34,Mokhovaia street,St.Petersburg,Russia,191028
【俳優の実技】
スタニスラフスキー・システムを基本とし、チェーホフのテキストを用いながら、集中のためのトレーニング、エチュード、テキスト分析、キャラクター分析など、通常演劇大学の2 年生までに学ぶ内容を3 週間で体験します。
【舞台発声(レーチ)】
呼吸法、体と声の使い方、基本の発声法を学びます。
【舞台動作(ムーブメント)】
ダンス、所作など、舞台で必要な動き(ムーブメント)を学びます。
【文化プログラム】
ガイド付市内観光5 本
通常の観光ではなく、いかに俳優として美術品を鑑賞するか、ロシア芸術文化の歴史などを学びます。
【劇場訪問】
6 本の観劇
授業の一環として、演劇大学付属劇場や市内の劇場での観劇がカリキュラムに含まれています。
※カリキュラムは参加者のレベルや大学側の都合により、変更することがあります。
※授業はすべて通訳付きで行われます。ロシア語ができなくても授業には差し障りありません。

※このワークショップは終了しました。