ゴードン・クレイグがやって来た!
凄い本が出る。
伝説のゴードン・クレイグの「俳優と超人形」がやっと誰もが読める形で翻訳されたのだ。
翻訳者は、当会理事の明治大学教授・武田清さん。
難解・難文で聞こえるクレイグを相手にしての渾身訳。
発売は、3月15日。
出版社は、而立書房。
定価は、1500円
この本、近代欧米演劇&日本近代演劇の探求者必読の本といっていいものだ。
ぜひ手にとって読んで欲しい。
ちなみに、オビでの紹介文は、
「俳優とは何か。
演劇とは何か。
近代演劇に圧倒的な影響を与えたクレイグの代表作!
ゴードン・クレイグ。名前は知られていても、その演劇思想の実態を知る人はほとんどいない。本格翻訳もなされないままだった。小山内薫をはじめ近代日本演劇の開拓者たちを虜にし、多大な影響を与えた存在だったにもかかわらず、である。まるで門外不出の「秘花・秘伝」のようにされていた。だが、そのタブーはついに破られた。なぜクレイグが近代日本演劇に強烈な影響を与えたのか。その核心に置かれた「俳優超人形説」とは何なのか。本書を読み解く時、否応なく日本近代演劇の歪みと本質が浮かび上がるだろう。近来、これほど画期的・刺激的な翻訳はない。
完璧な俳優。
われわれは彼を
超人形と呼ぶ!」