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主催事業

国際フェスティバル 「ロシアにおける日本のドラマツルギー」 オムスクで開催!

2002/09/26
 日露演劇会議事務局

[2002.09.26~10.09]

左から 竹内銃一郎『溶ける魚』、別役実『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』

左から 竹内銃一郎『溶ける魚』、別役実『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』

オムスク大学出版会から出版された『現代日本戯曲集』(ロシア語版)の刊行を記念したフェスティバル「ロシアにおける日本のドラマツルギー」が、9月26 日から10月9日にかけて行われた。このフェスの主催は、オムスク大学・オムスク・ドラマ劇場・州立プーシキン図書館、そして日露演劇会議の4者。まず、 州立図書館で菊池・村田・村井理事の「日本演劇」についてのレクチャー(観衆約200人)が行われ、続いてオムスク・ドラマ劇場の俳優を使ってのワーク ショップの競演が行われた。

…『現代日本戯曲集』に収録された作品のうち、別役作品を杉本理事が演出(写真参照)、竹内作品をオムスク・ドラマ劇場の主任演出家セルゲイが演出、さら に名優アレクセーエフら3人による北村作品の朗読に村井理事が日本語で参加するという斬新な試みだ。それぞれの作品は、稽古期間わずか1週間。なのに写真 をごらんになれば分かるようにもうほとんど立ち稽古の雰囲気である。上演は小ホールを使って2日間にわたって行われ、連日満杯の盛況となった。これらの様 子は、毎日、オムスクのテレビ・ニュースでも報道され、オムスクの秋を彩った。