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会員関連

キルギスの野外劇(1)

2011/12/16
 日露演劇会議事務局

○月×日

今日から野外劇フェスティバルが開催されます。

12時からアラトー広場でトルコの劇団の公演なので来てみましたが、何もないし誰もいません。12時を過ぎましたが何も起こりません。

そうです。ここはキルギスでした。パンフレットの記載ですら信じる訳にいかないのです。ネットで調べることなども出来ず、実はこのようにすっぽかしを食らうこともよくあります。

道行く人に尋ねて回り、20分後ようやく人だかりを発見しました。観客はせいぜい100人ですが、TV取材は非常に多く5台のカメラが設置されていました。

やがて始まった演劇はトルコのものではなく、どうやらキルギスの劇団のようです。対話ではなく、観客を向いての説明的なモノローグ。そして歌、踊り。コムズ(キルギスの伝統弦楽器)が鳴ればにわかに草原の風が吹きます。

野外劇1

終演後、フェスのスタッフが「15時からそこで公演があります」と指差しながらアナウンスしていました。15時にそこに行きますが、何も始まりません。何をするにも二度手間です。慌てて探し始めると遠くに衣装らしきものを着ている数名を発見しました。なんとか次の演目も観ることができそうです。

ジャルパットがいたので声を掛けると、今回参加しているウズベク、カザフなどの演劇人たちに紹介されました。みなさん演出家です。

次はキルギスドラマシアターの公演です。やがて準備が始まりました。毛皮風の複雑な形の布を敷き、何本か自然木を立てると私好みの舞台空間が出来上がりました。あちこちに楽器が置かれています。開演。ほとんど台詞はありません。ないから理解できるか、というとそんなことはなく、全く理解できませんでしたが、一言で云うと神楽のようでした。これはキルギスの神楽です。